2時間しか見られない自然現象・トンボロ現象がこちら。
トンボロ現象とは?
潮の満ち引きによって普段は海の中に浮かんでいる島が陸続きになる現象です。限られた地形でしか現れないので日本でも珍しく、全国で10か所もないと言われています。静岡県の天然記念物に指定されています。
この現象、海外ではフランス・モンサンミッシェルが世界遺産に登録されており世界的観光地として有名です。ただし、島の周辺が干潟になることが多く、完全に海に沈んだ状態と見比べるのであれば西伊豆の三四郎島の方がいいと思います。
撮影は、西伊豆・堂ヶ島、5/5。修善寺フォーレストからは車で1時間程度。入田浜山荘、伊豆ビーチクラブからは車50分程度。
こちらの現象はGW期間中でなくとも、潮が50センチ以下になるときに見られ、実際に島に渡って歩くことが出来ますので、こちらの干潮表でご確認の上、お出かけ下さい!!
西伊豆のトンボロ現象:干潮表はこちらより
なお、こちらは同じく日本でトンボロ現象がみられるとして有名な、四国は瀬戸内海に浮かぶ小豆島。こちらは「エンジェルロード」と呼ばれ、同じく観光地としてにぎわっています。同じ5/5の画像です。
ぜひ皆さんも日本全国・トンボロ現象を全制覇しに、伊豆にもいらしてくださいね♪
伊豆のトンボロ現象がみられる場所
西伊豆・堂ヶ島周辺。象島、中ノ島、高島の3つの島からなる三四郎島。
この島周辺の観光には、堂ヶ島マリンの洞窟めぐり遊覧船が便利です。
駐車場はある??
西伊豆のトンボロ現象を見る際に気をつけたいのは駐車場。国道136号線から少し下った場所がトンボロ現象の起こる場所。しかし、国道から下る道は私有地となっているようで、駐車することは出来ません。そのため、国道136号線の路肩に駐車帯があり、そこに駐車することになります。駐車帯がたくさんあるはずもなく、10台分程度なので早いもの勝ちになります。歩かずに見たいという方は干潮時刻のかなり前から場所取りすることをおすすめ致します。
また、少し歩きますが堂ヶ島の中心になる、洞窟巡り遊覧船や加山雄三ミュージアムに駐車場がありますので、そこに駐車すれば歩いて15分程度でトンボロ現象を見ることが出来ます。
堂ヶ島から歩く途中は景色もよく、写真を撮るにも最高のスポットもあります。散策気分で歩いてみるのもおすすめです。
陸続きとなった道
陸続きとなった道は、ゴツゴツした岩場となります。歩きやすい道ではないので、靴はヒールのあるものではなく運動靴にした方が無難です。また、岩の間などには海水が残っています。そういう状況ということを頭に入れて、汚れてもいい服装で現地に向かわれるのがいいと思います。
また、トンボロ現象で出来た岩場は海藻などが取れるので地元漁師の方が漁をしていました。看板によると、島の周囲は天草や魚介類の宝庫だそうです。漁業権のない人が漁をすると密猟になってしまいます。千葉県九十九里浜では、一般の人がハマグリなどを海岸で取っていて問題となっているそうです。楽しい旅行にするためにもマナーを守った方がいいですね!
また子供たちは、磯遊びを楽しんでいました。潮だまりには小さなエビや魚などがいますので、お子様もはしゃいでいました。
ただし、岩場なので尖った石もありますし、転ぶと大けがに繋がる危険がありますので、十分気をつけて遊んでもらいたいです。
また、潮が満ちてくると帰る道も無くなってしまうので、その点も親御さんが十分注意してください。
三四郎島から逆に、陸地を見るとこんな感じです。
伊豆半島が山がちなのが、よくわかります。
海岸線も急傾斜の土地になっています。
トンボロ現象と合わせた観光
トンボロ現象と合わせて行きたい観光スポットが、堂ヶ島です。
堂ヶ島からトンボロ現象までは車3分くらいなので、非常に近いです。堂ヶ島には、天然記念物の天窓洞を見ることが出来るクルーズや加山雄三ミュージアムなどがあります。
堂ヶ島の港近くは、散策が出来る遊歩道が整備されています。
遊歩道の先には亀島があります。その名前の通り、カメに見えます。
亀島は、ギリギリ陸続きとなっているので無理をすれば登ることが出来ます。写真を撮った日は悪天候で海が荒れていたので、登っている人達は波しぶきを浴びながら登っていました。危険なので、くれぐれも注意してください。
遊歩道からは、西伊豆の絶景を見ることが出来ます。
遊覧船が欠航となった悪天候の日の写真なので海が青いですが、天気がいい日であれば濃いグリーンの海を見ることが出来ます。是非、写真を撮りに行ってみてください。